かもいけ耳鼻科咽喉科クリニック 田中 紀充

田中 紀充
 
田中 紀充 田中 紀充 田中 紀充 田中 紀充 田中 紀充

インタビュー

icon患者さんと最後までしっかりと向き合うクリニックを目指して
耳鼻咽喉科専門医、アレルギー専門医として地域医療に貢献できるようにとの想いから、田中紀充さんが鹿児島大学病院(耳鼻咽喉科頭頸部外科)を退職し、平成22年10月20日「かもいけ耳鼻咽喉科クリニック」を開院した。

中耳炎、副鼻腔炎、アレルギー性鼻炎といった耳鼻科の一般的な病気は、治療ガイドラインに沿った適切な治療に心がけているとのことだが、特に睡眠時無呼吸症候群(SAS)の診断治療に力を入れており、院内には検査機器を完備している。
さらに必要に応じて、近くの病院と提携し、忙しいビジネスマンが仕事帰りに入院し、午前中に退院し、そのまま仕事に行ける入院検査システムを構築している。
睡眠時無呼吸症候群(SAS)のもっとも重要な治療法は「CPAP(シーパップ)」治療とのこと。「CPAP(シーパップ)」治療とは、鼻に装着したマスクから空気を送りこむことによって、適切な圧力を気道にかける方法で、睡眠時の空気の通り道を確保する治療だ。当然、鼻の通りが悪いとできない治療で、睡眠時無呼吸の診断治療において上気道の専門家である耳鼻咽喉科医の役割は重要と強調された。

「かもいけ耳鼻咽喉科クリニック」を開院するにあたって田中さんには患者さんに対する想いがあった。
大学病院という大組織の中にいると色々な分野で仕事を分担し一人の患者さんに接する時間がとても少なく、最後までずっと患者さんを見ることがどうしても少なくなってしまう。大組織の中では自分のやりたいことがなかなかできない。
年齢も重ねてそれなりのポジションになってくると組織の中で診療以外の仕事もどんどん増えてくる。
「自分にできることが患者さんにどこまでできるのか」。
そして田中さんは「 初心に戻って今まで勉強してきたことを活かしていきたい」と考えるようになる。
田中さんの家はもともと医者家系ではなかったので、開院するにあたり周りからは勤務医の方がいいと安定思考の声もあった。しかし自分の想いを変えることなく「かもいけ耳鼻咽喉科クリニック」が誕生した。

田中さんに環境の変化を尋ねると、「自分が勤務医から院長という立場になり、大学病院時代は交代で患者さんを診ていたが、今は自分一人で答えを出していく」。しかし、立場が変わっても田中さんの患者さんに対する姿勢は何一つ変わっていない。「自分の責任の下で患者さんを診察し、他の病院に紹介状を書くときはしっかりと紹介しなければいけない。
責任の大きさはとても感じるようになりました」と語る目は鋭い。
また、「私男一人で、後は働くスタッフがみんな女性ですから、それが今までで一番変わった環境変化です。
勤務医だった時の気持ちを忘れないように心掛けています」と働くスタッフの人達に対する気持ちはとても謙虚だ。

「かもいけ耳鼻咽喉科クリニック」のマスコットキャラクター「けんたっくん」は東京に住んでいる親戚に色々希望を出しデザインした。耳を大きくして患者さんの声をよく聞く親しみやすいマスコットキャラクターになっている。
診察にきたお子さんには「けんたっくんシール」をプレゼントして喜んでもらっている。

「かもいけ耳鼻咽喉科クリニック」で働く人たちの携帯電話には原発事故で飯館村から避難してきたおばあちゃんの手作りストラップの鈴が付いている。
鹿児島で避難生活をしているときに通院していたおばあちゃんが、みんなへ感謝の気持ちを込めて作ってくれた手作りの鈴ストラップだ。取材の時に田中さんはエピソードと共に笑顔で鈴を鳴らしてくれた。仙台へ戻ったおばあちゃんとは今でもお手紙のやり取りをして交流を深めている。
田中さんは週末になると高校3年生になる息子と剣道をして汗を流す。田中さんは剣道四段の実力者。
「他のスポーツだったら子供が高校生ぐらいになると中々ついていけませんけど、剣道はずっと一緒に出来るので私は五段を目指します」とまだまだ息子には負けませんと言っているように聞こえた。

今年の10月で2周年。この10月1日から医療法人として歩み始める「かもいけ耳鼻咽喉科クリニック」。
田中さんは「まだまだ駆け出しなので少しずつ患者さんが増えていけばと思っています」。
地域の人達に育ててもらい、要望にしっかり応えていける愛されるクリニックを目指して今日も田中さんは患者さんと真剣に向き合う。

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